カウンセリングを語る(上)

講談社+α文庫
カウンセリングヲカタルジョウ
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カウンセリングを語る(上)
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内容紹介

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目次

文庫版まえがき


第一章 家庭・学校で問題が生じたとき
子どもが親をなぐる
「教える」ことと「育てる」ことのバランス
しつけられそこなった子ども
植物を育てるのに似ている
育ってくる力を引きだすには
「好きなようにしなさい」
子どもは直感でわかっている


第二章 心を聴く
私が児童文学を読むわけ
いろんな見方ができると
本を「生かす」読み方
心理テストで見えること
よいことがあったら悪いことがある
コーヒーのメリット、デメリット
カウンセリングは手術に似ている


第三章 カウンセラーという人間
教科書通りのことは起こらない
人間と人間の勝負
一回めの奇跡
カウンセラーのたった三つの条件
修練を重ねてだんだん一つのものになっていく
どれだけ共感できるか
体を動かすと違ってくる


第四章 「治る」とき
どれだけの器になれるか
相手がへんてこに思えるとき
小説を読んで推測する
へたはへたなりに……の恐ろしさ
意外な真実が見えてくる
結びつきそうでないものを結びつける発想
心の専門家とは何か


第五章 限界があることを前提に
三日坊主はすばらしい!?
限界をきらう日本人、心得る西洋人
場所や時間や料金をきめる理由
分析を受けにスイスへ
これは絶対だという迫力を持っているかどうか
人間と人間がつながっているということ
勇ましいことやカッコイイことは長続きしない


第六章 役に立つ反面の危険性
カウンセリングじゃ話にならない?
ことばの底にある心に気づくことから
問題児に問題を出してもらっている
全存在を賭けた答え
間違いない話は役に立たない
妄想という火に油を注ぐ前に
真実は心の痛むことが多い


あとがき

製品情報

製品名 カウンセリングを語る(上)
著者名 著:河合 隼雄
発売日 1999年10月20日
価格 定価:924円(本体840円)
ISBN 978-4-06-256387-1
判型 A6
ページ数 360ページ
シリーズ 講談社+α文庫
初出 ’85年4月、創元社から刊行されたものを、文庫収録にあたり再編集した。

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