有無をいわせぬ男の強さに惹かれる――。 「樹海の愛でし姫」メロヴェの愛と冒険!! クィントゥスに接触してきた『深き断層の谷のフランク』の族長、オシーン。彼が自分をさらった『鷲の眼の男』?とメロヴェは疑る。だが、彼の目的はきれいな高音で歌(カントゥス)を歌うペティロッソだった。ペティロッソについて行くというユリウス。彼らを見送ったメロヴェは言いようのない心細さを覚え、思いつめた表情でクィントゥス告げた。「私を、抱いてください」と……。