無冠の男 松方弘樹伝

内容紹介
じっくりと話を聞きながら、一冊の本にまとめるつもりでした。
しかし、3度目のインタビューが終わった約2ヵ月後、松方弘樹さんは突然病魔に襲われました。およそ1年にわたる必死の闘病を続けるも、2017年1月21日に永眠・・・あまりにも突然のお別れでした。
インタビューでは心に残る台詞をいくつもいただきました。
「役者に勲章は要らない。他人様(ひとさま)の記憶に残ればそれでいい・・・」
「僕は役者ですから総理もやくざも関係ない。人間的魅力のある人には否応なく惹かれるし、演じてみたい」
「役者っていうのはありのままの自分を見せるもんじゃない。作りものの面白さを見せるものだ」
無冠こそ我が誇り・・・・そう自負してやまない人でした。
「最後の俳優」松方弘樹のラストインタビューです。
――独自の役者道を駆け抜けた唯一無二の俳優、松方弘樹――その熱すぎる人生を、『映画の奈落』の著者・伊藤彰彦氏が活写します。
目次
- はじめに 松方弘樹との四五〇日
- 序章 遅れてきた最後の映画スター
- 第一章 ヒロポン打ちつつドサ回り
- 第二章 東映城の暴れん坊
- 第三章 やくざじゃない、役者だ!
- 第四章 稲川総裁と松方部長
- 第五章 プライベートジェットとVシネマ
- 最終章 「最後の映画スター」の孤独
- あとがき 悪場所のプリンス
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