ヨーコさんの“言葉” わけがわからん
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内容紹介
大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第3弾刊行!
300万部突破、大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。
第1話の「神の手」は、芸術家やテニス選手のような神の手を持つ人と凡人の差を、意外な視点から分析。第2話「言葉」では、芸能人から詩人、ヨーコさん本人まで、別れの言葉のオンパレード。本作を読むと、別れの言葉はそんな軽々しく言ってはいけないと思うはず。第5話は「うるさいわね」。母子の関係は今やきれいごとが取り払われ、毒親呼ばわりされる始末。そんなヨーコさんも母親への憎悪を赤裸々に綴る。がしかし意外な結末が。表題作の「わけがわからん」はヨーコさんの夫婦観。ヨーコさんがあっと驚く1+1じゃない夫婦の絆が語られる。バッグ選びで一生後悔するヨーコさんがいる第6章の「私はどちらも選べなかった」。そして第9章では、ヨーコさんの人生の終い方が描かれます。
第1作、第2作で寄せられた読者のみなさんの感想には、「友人や肉親に広めて、みんな、感動」「なんて奥が深いの」「重いテーマでも前向きなので楽しく読める」などがあり、あらためて本を味わって感じた思いが届いています。
目次
- その1 神の手
- その2 言葉
- その3 カラオケセットと井戸端会議
- その4 お月さま
- その5 うるさいわね
- その6 私はどちらも選べなかった
- その7 真二つの結婚
- その8 わけがわからん
- その9 二〇〇八年冬
製品情報
製品名 | ヨーコさんの“言葉” わけがわからん |
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著者名 | 文:佐野 洋子 絵:北村 裕花 監:小宮 善彰 |
発売日 | 2017年01月26日 |
価格 | 定価 : 本体1,300円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220461-3 |
判型 | A5 |
ページ数 | 176ページ |
初出 | 本書は、NHKの番組「ヨーコさんの“言葉”」を書籍化したものです。収録作品の出典は以下の通り。「神の手」…『あれも嫌い これも好き』(朝日文庫)、「二〇〇八年冬」…『役にたたない日々』(朝日文庫)、「言葉」…『がんばりません』(新潮文庫)、「うるさいわね」…『ふつうがえらい』(新潮文庫)、「カラオケセットと井戸端会議」「真二つの結婚」…『覚えていない』(新潮文庫)、「お月さま」「わけがわからん」…『問題があります』(ちくま文庫)、「私はどちらも選べなかった」…『私はそうは思わない』(ちくま文庫)。 |