完全版 山口百恵は菩薩である

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完全版 山口百恵は菩薩である
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内容紹介

五木寛之氏推薦――〈少女菩薩歌手〉の背後に見え隠れするものは、新たな日中米三国同盟の包囲線の中に備蓄される組織されたエネルギーの後光である。異論を持つ者にこそ、彼の一冊は有効だ。この酔狂の魅力。

菊地成孔(ジャズ・ミュージシャン)氏推薦――この鬼才による奇書が、早過ぎたカルチュラル・スタディーズだったのか、バブル前夜のポスト・マルキシズムだったのか、中南米文学と切断的に呼応したマジックリアリズムだったのかはどうでも良い。それよりも何よりも、新時代など来なくて良い。ネットによって去勢されたこうした知性を、こうした筆力を、日本人の論壇は取り戻せるうちに取り戻すべきである。

中森明夫(アイドル評論家)氏推薦――現在は史上最大のアイドルブーム真っ盛り、AKBからももクロ、日本各地の地元アイドルや地下アイドルまで百花繚乱、さながらアイドル五百羅漢の乱舞する曼陀羅図。が、その原点に一個の菩薩があった。菩薩・山口百恵は昇天したが、35年後、突如、完全版の本書復刊によって再臨する。平岡正明、復活! この本を読まずして、アイドルを語るなかれ!!

かつて、一人の貧しい少女が歌手となり、
ひたむきな歌の力で日本を浄化した。
優雅な美しさに至った彼女は「菩薩」と呼ばれた――。

究極の百恵伝説を描き上げ、歌謡曲評論を思想にまで高めた歴史的名著、完全版となって、いま甦える!

百恵さん、あなたは菩薩だ! 鬼才がその情熱のすべてを傾けて捧げる熱烈なラブレター。

目次

  • 序文 酔狂の魅力 五木寛之
  • 1章 恋文、二度三度――菩薩テーゼあわせて一〇八
  • 2章 説法・百恵百態
  • 3章 恋文、ひとたび――百恵覚書あわせて七〇
  • 4章 無限抱擁∞――修羅 修羅 阿修羅 修羅……
  • 5章 百恵問答
  • 6章 再び地に帰る菩薩
  • 7章 百恵秘法vs.宇崎竜童
  • 8章 百恵神話
  • 全曲事典
  • 初版あとがき
  • 文庫版あとがき
  • 解説 歴史を歌う希有な作業 四方田犬彦

製品情報

製品名 完全版 山口百恵は菩薩である
著者名 著:平岡 正明 編:四方田 犬彦
発売日 2015年06月10日
価格 定価 : 本体4,000円(税別)
ISBN 978-4-06-219362-7
判型 四六
ページ数 432ページ
初出 本書は、文庫版『山口百恵は菩薩である』(講談社、1983年)を底本とし、単行本原著(講談社、1979年)の刊行以降に著者が山口百恵について書いた文章、行った対談を、四方田犬彦氏の編集により収めて完全版としました。

著者紹介

著:平岡 正明(ヒラオカ マサアキ)

1941年東京市本郷区(現東京都文京区)生まれ。早稲田大学文学部露文科中退。ジャズ評論家、作家。60年安保闘争に関わったのち、政治結社「犯罪者同盟」を結成して社会の攪乱を企てる。64年『韃靼人宣言』で先鋭な政治思想家としてデビュー。67年『ジャズ宣言』で、社会変革における音楽の役割をラジカルに提示する。70年代に入るとアジア現代史の研究に着手し、『日本人は中国で何をしたか』『闇市水滸伝』などを発表。竹中労、太田竜とともに、「三バカトリオ」を結成し、社会下層の制外の民を主人公とした窮民革命を唱える。80年代以降は、歌謡曲、河内音頭、浪曲、新内、落語などを対象に、独自の民衆思想を構想した。『大歌謡論』で大衆文学研究賞、『浪曲的』で斎藤緑雨賞を受賞。主な著書に、『西郷隆盛における永久革命』『水滸伝-窮民革命のための序説』(竹中労と共著)『ジャズより他に神はなし』『石原莞爾試論』『歌の情勢はすばらしい』『河内音頭・ゆれる』『美空ひばりの芸術』『新内的』『マイルス・デヴィスの芸術』『中森明菜-歌謡曲の終幕』『座頭市-勝新太郎全体論』『大革命論』『志ん生的、文楽的』など多数。2009年歿。

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