近松門左衛門考 第二弾!! 豊竹咲大夫と尾嵜彰廣、演者と研究家によって近松門左衛門の代表的傑作浄瑠璃「心中天網島」を詳しく解説した鑑賞ガイド。DVD付き。 【セット内容】 ●『心中天網島考』(118ページ) ●『心中天網島ガイド』(63ページ) ●浄瑠璃DVD 『心中天網島 天満紙屋内より大和屋の段』 ●特別付録(DVD) 昭和三十六年音源 竹本綱大夫が語る 心中天網島 上ノ巻「北新地河庄の段」 ※DVD:リージョン2[NTSC]
豊竹咲大夫 (とよたけ・さきたゆう) 人形浄瑠璃文楽座太夫。1944年、大阪市生まれ。本名、生田陽三。昭和28年(1953年)、9歳で豊竹山城少掾(しょうじょう)に入門、竹本綱子大夫と名乗る。昭和41年(66年)、初代豊竹咲大夫と名乗る。昭和44年(69年)、東京国立劇場にて「第1回豊竹咲大夫の回」を開催。以後、東京、大阪、京都にて「同会」を主催。平成21年(09年)、人形浄瑠璃のもっとも重要な場面を語る最高格の「切場語り」に昇格。現在、一線に立つ大夫として第1級の一人。父は、人間国宝、八世竹本綱大夫。著書に『咲大夫まかり通る』がある。
尾嵜彰廣(おざき・あきひろ) 人形浄瑠璃研究家。江戸時代の「大阪文化」研究家。創業230余年大阪老舗の昆布屋『神宗』八代目の店主。
女殺油地獄