エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内

文芸(単行本)
エンタメショウセツシンカロンイマガヨメルサクヒンアンナイ
  • 電子あり
エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内
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内容紹介

相関する物語(エンタメ)と現実(リアル)社会現象(ムーブメント)×注目作家×人気作=(?)絡めて、論じて、新時代を見据える、ぼくらの最先端エンタメ地図!


2000年代以降にデビューした作家、あるいはブレイクした作品と、社会のムーブメントを絡めて論じることで、今、私たちが必要としているエンターテインメントの核を分析し、私たちが潜在的に抱えている問題、欲しているものに切り込む評論集。
さらに、次なる10年に向けてエンターテインメントの可能性を大胆に予想します。ゼロ年代以降急激に発達を遂げたインターネット、地方都市の均一化が進む一方で注目される地域性の見直しなど、二次元から三次元までの造詣が深い著者ならではの切り口が読みどころです。2011年~2012年のヒット作、注目作を30冊以上網羅したブックガイドとしての側面もあります。

目次

  • はじめに
  • ガジェット
  • ●“今”を共有するメディア
  • ツイッター×新城カズマ『15×24』×冲方丁『天地明察』
  • ●グーグルのような作家
  • 電子書籍×伊坂幸太郎『マリアビートル』×舞城王太郎『獣の樹』
  • ●日常なき世界の遠近法
  • 3D×西尾維新『零崎人識の人間関係』四部作
  • ●視聴覚教室の魅力
  • ネット動画×朝井リョウ『少女は卒業しない』×東川篤哉『放課後はミステリーとともに』
  • アイコン
  • ●自分がなりたい自分
  • レディー・ガガ×沼田まほかる『ユリゴコロ』×綿矢りさ『かわいそうだね?』
  • ●ワルとピュアの同居
  • EXILE×中山七里『贖罪の奏鳴曲』×米澤穂信『折れた竜骨』
  • ●裏返された“絆”ストーリー
  • AKB48×桜庭一樹『伏』×飴村行『爛れた闇の帝国』
  • スポット
  • ●まちおこしとセカイおこし
  • ご当地グルメ×谷川流『涼宮ハルヒの驚愕』×辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』
  • ●互いの異質さを許容する空間
  • ショッピングモール×三浦しをん『舟を編む』×高野和明『ジェノサイド』
  • ●抽象的な思考力の強度
  • 工場見学×宮内悠介『盤上の夜』×円城塔『道化師の蝶』
  • ●過去と未来が出会うところ
  • 東京スカイツリー×道尾秀介『水の柩』×吉田修一『平成猿蟹合戦図』
  • 総論
  • ●1.歴史の切断と延長
  • 3・11と『ジェノサイド』の癒し/転換期の物語/改革の旗手とレトロ趣味の作家/『光』における過去と未来の選択
  • ●2.ゆるいコミュニケーション
  •  “絆”の虚実/悪漢小説のような『トッカン』/ゆるいコミュニケーションと“今”/万城目学の非歴史性/ゆるやかさにある希望
  • ●3.非選抜の場所
  • レディー・ガガとAKB48、EXILE/『非選抜アイドル』と『もしドラ』/『俺俺』の悪夢/『屍者の帝国』と『光圀伝』/『夜の国のクーパー』のささやかな決断
  • あとがき
  • 主要参考文献
  • 初出一覧

製品情報

製品名 エンタメ小説進化論 “今”が読める作品案内
著者名 著:円堂 都司昭
発売日 2013年01月24日
価格 定価 : 本体1,600円(税別)
ISBN 978-4-06-218178-5
判型 四六
ページ数 242ページ
初出 『メフィスト』2010年vol.1~vol.3、2011年vol.1~vol.3

著者紹介

著:円堂 都司昭(エンドウ トシアキ)

1963年、千葉県生まれ。文芸・音楽評論家として活躍している。1999年に「シングル・ルームとテーマパーク 綾辻行人『館』論」で第6回創元推理評論賞を受賞。2009年に『「謎」の解像度』(光文社)で、日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と、本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。著書に、『YMOコンプレックス』(平凡社)、『ゼロ年代の論点 ウェブ・郊外・カルチャー』(ソフトバンク新書)、共著に『ニアミステリのすすめ』(原書房)、『バンド臨終図鑑』(河出書房新社)などがある。

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