司法殺人 元裁判官が問う歪んだ死刑判決

シホウサツジンモトサイバンカンガトウユガンダシケイハンケツ
著:森 炎
  • 電子あり
司法殺人 元裁判官が問う歪んだ死刑判決
自分メモ
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内容紹介

元裁判官が「死刑」判決の歪みを掘り下げる! 猟奇殺人、強盗殺人、両親殺し。この3事件に典型的に現れた、冤罪もしくは「逆冤罪」の実相とは。死刑判決の核心に迫る、法律ノンフィクション!


職業裁判官は、冤罪で無実の市民を死刑にしている。

第一発見者に死刑を宣告し、公判でその論拠が覆っても維持される。
被告人が冤罪を主張したがために、かえって懲罰的に死刑が宣告される。
冤罪を主張し無罪を勝ち取ったはずの冤罪者が、後に猟奇殺人事件を犯す。
――下された判決に、見過ごせない過ちがあったのではないか?

元裁判官が死刑事件の真相を追い、潜む病巣を抉る。


これまで職業裁判官は、無理に無理を重ねて裁判をしてきました。無罪を無理やり有罪にしてきたとは言いません。ただ、無罪か有罪か、白黒をはっきりつけがたい場合にも、無理をしてどちらかに見切ってきたということです。
ほとんどすべての刑事裁判官は、どちらか本当はわからないという場合でも、裁判官の名と誇りにかけて真相を見切ろうとしてきたはずです。それが日本の裁判官の、いわば裁判官魂だったはずです。
本書は、これまでの職業裁判官による日本の司法が、無理に無理を重ねた結果、どのようなことになっているか、その歪んだ姿を有りのままに伝えるノンフィクションです。
さあ、今から、ベールに覆われた裁判の扉の幕があがり、その先に目もくらむ血の修辞学に彩られた暗黒のラインが現れます。その恐るべきラインを戦慄の暗い振動に震えながら一緒にゆきましょう。
それは、私たちが「正義」という別名で呼んでいるものであり、そこをゆくことは、正義の聖域をゆくことにほかならないのですから。
(「はじめに」より)

目次

  • 第1章 裁判では犯人と第一発見者の区別もつかないとしたら
  • ―神奈川・鶴見の夫婦強殺事件
  • 第2章 彼は本当に「青春の殺人者」だったのか
  • ―千葉・市原の両親殺し事件
  • 第3章 「疑わしきは罰せず」の向こうにあったものとは
  • ―首都圏連続婦女暴行殺人事件

製品情報

製品名 司法殺人 元裁判官が問う歪んだ死刑判決
著者名 著:森 炎
発売日 2012年08月10日
価格 定価 : 本体1,600円(税別)
ISBN 978-4-06-217614-9
判型 四六
ページ数 274ページ

著者紹介

著:森 炎(モリ ホノオ)

(もり・ほのお、弁護士)
1959年生まれ。東京大学法学部卒。
東京地裁、大阪地裁などの裁判官を経て、現在、弁護士(東京弁護士会所属)。
裁判官時代には、官民交流で、最高裁から民間企業に派遣され、一年間、三井住友海上火災保険(株)に出向勤務した。
著書、『量刑相場』(幻冬舎新書)、『裁く技術』(小学館101新書)、『裁判員のためのかみくだき刑法』(学研新書)、『あなたが裁く!「罪と罰」から「1Q84」まで』(日本経済新聞出版社) ほか多数。

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