なぜ犬はあなたの言っていることがわかるのか 動物にも“心”がある

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なぜ犬はあなたの言っていることがわかるのか 動物にも“心”がある
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内容紹介

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目次

  • 序章 動物の知力
  • 動物は何を考えているのか/野生チンパンジーとの出会い/『種の起源』の衝撃/動物も「心」で行動する/仲間の死を悼むチーター/「考える」とは何か/「who」か「that」か/絶滅危機の時代に/かつて禁忌とされた領域へ
  • 第1章 アリの教師
  • シャーレの中の世界/バクテリアもハエも経験から学ぶ/ごちそうのありかをどう伝えるか/小さな不動産鑑定士/ミーアキャットの最高の教育法/アリのコロニーと脳は似ている
  • 第2章 魚たちの間で
  • 射撃上手な魚/テッポウウオの視線/四十ミリ秒の判断/いじめっ子から学ぶ/魚は痛みを感じない?/釣り針は”苦しい”のか
  • 第3章 脳ある鳥
  • ヨウムのアレックス/リンゴは「バネリー」/ 道具を作り出すカラス/「羽のある類人猿」/アレックスとの別れ
  • 第4章 オウムの鳴き声を翻訳する
  • オウムの辞書/テリルリハシインコのコンタクトコール/動物は会話しているのか/巣箱の中のドラマ/ひな鳥は誰から鳴き声を学ぶのか/オスどうしの友情の築き方/動物のソーシャルスキル
  • 第5章 ラットの笑い声
  • 遊びの機能/じゃれあいのルール/「もっと遊んで」とねだる声/遊びで脳が構築される/ ラットは夢を見るか?/モルモットの嘆き
  • 第6章 ゾウの記憶
  • ゾウの群れを率いる家母長/絆のグループ/家族の遺骨がなぜわかるのか/殺戮の残り香
  • 第7章 イルカの教育
  • 鏡を見つめるイルカ/溺れる人を助ける理由/イルカと人間の脳の類似性/「創造」して飛ぶイルカたち/心触れ合った仲間との別れ
  • 第8章 イルカの野性
  • 海に棲む知性/ オスのイルカはDV夫?/イルカ同士の戦い/計算高くなる必要性/メスの取り合い/ハウとピーター
  • 第9章 チンパンジーであることの証
  • 種保存計画/直立二足歩行のケオ/ヒトの定義を変えた大発見/タッチスクリーン・テスト/悩ましい個体差/「私たち」と「彼ら」の壁を取り去る/ 京都のアイとアユム/目線を合わせること
  • 第10章 犬とオオカミ
  • 飼い主に協力したい/犬と人間の結びつき/犬はなぜ吠えるのか/ 天才犬ベッツィ/二万六千年前からのパートナー
  • 終章 同じ惑星に生きる者として
  • 再び、大量絶滅の時代に/ピューマが激減した理由/動物と共生する未来へ

製品情報

製品名 なぜ犬はあなたの言っていることがわかるのか 動物にも“心”がある
著者名 著:ヴァージニア・モレル 訳:庭田 よう子
発売日 2015年09月25日
価格 定価:2,090円(本体1,900円)
ISBN 978-4-06-215309-6
判型 四六
ページ数 384ページ

著者紹介

著:ヴァージニア・モレル(ヴァージニア・モレル)

科学ジャーナリスト。カリフォルニア州生まれ。カリフォルニア州立大学で環境問題研究を専攻、科学修士号を取得。1990年から『サイエンス』誌の記者を務め、20年以上にわたり生物学者、人類学者、古生物学者などさまざまな分野の科学者の研究にかかわり、科学の最先端を追ってきた。『ナショナル・ジオグラフィック』、『スミソニアン』誌、『ニューヨーク・タイムズ』紙などにも記事を寄せている。
近年は、著名な人類学者であるリチャード・リーキーのもとで取材を進め、リーキー一族(両親のルイス、メアリーも著名な人類学者)に関する共著”Ancestral Passions: The Leakey Family and the Quest for Humankind's Beginnings”をリーキーと出版、『ニューヨーク・タイムズ』の「今年の注目すべき一冊」に選ばれた。邦訳には『ワシントン・ポスト』紙の「ベスト・ブックス・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた『アフリカゾウを護る闘い(ケニア野生生物公社総裁日記)』(リチャード・リーキーとの共著、コモンズ)がある。

訳:庭田 よう子(ニワタ ヨウコ)

翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。訳書に『わかりやすく説明する練習をしよう。 伝え方を鍛える コミュニケーションを深める』『愛を知らなかった子 ネグレクトされた少女が家族を得るまで』『アメリカCEOのベストビジネス書100』『アロハ・マネジメント』(すべて講談社)、『都市から見る世界史』(武田ランダムハウスジャパン)などがある。

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