50年以上前のあの戦争はもうぼくたちに関係ない遠い過去のことだろうか?
どこからともなくカナの目の前にあらわれて、「ほらあな、しらないか」と消え入りそうな声でたずねた不思議な少年。やせおとろえてぼろぼろの衣服を身につけ、日本語もおぼつかない少年がさがすものは――。
そのころ戦争はさまざまな形でふつうの人たちのふつうの生活にいくつもの影を落としていた。
そしてその闇は、今……。
戦争中、ぼくの村でなにがあったのか?
第37回講談社児童文学新人賞入選作/日本児童文学者協会新人賞
読書感想画中央コンクール指定図書
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