月光・暮坂

講談社文芸文庫
ガッコウクレサカコジマノブオコウキサクヒンシュウ
著:小島 信夫 解説:山崎 勉
月光・暮坂
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内容紹介

物語のあらゆるコードから逸脱し続ける作品世界

かつての作品の引用から、実在する家族や郷里の友人らとの関係のなかから、ひとつの物語が別の物語を生み出し、常に物語が増殖しつづける<開かれた>小説の世界。<思考の生理>によって形造られる作品は、自由闊達に動きながらも、完結することを拒み、いつしか混沌へと反転していく。メタ・フィクションともいえる実験的試み9篇を、『別れる理由』以降の作品を中心に自選。

小島信夫
私は、彼女がいなくなると、何か安心したように、いっきょに、たいへんな速さで娘時代から幼い頃へとさかのぼり、そのあたりのところに、自分が停滞するというか、そんな状態に見舞われた。その時代から、ゆっくりと先へ進みはじめ、不意に彼女がカチンと音を立てる。我に返ると、それがほかならぬこの私であった。――<「月光」より>

製品情報

製品名 月光・暮坂
著者名 著:小島 信夫 解説:山崎 勉
発売日 2006年10月12日
価格 定価 : 本体1,600円(税別)
ISBN 978-4-06-198455-4
判型 A6
ページ数 392ページ
シリーズ 講談社文芸文庫
初出 「返信」は『女たち』(’82年5月、河出書房新社刊)、「月光」「合掌」は『月光』(’84年1月、講談社刊)、「白昼夢」は『平安』(’86年5月、講談社刊)、「暮坂」は『暮坂』(’94年11月、講談社刊)、「天南星」は『こよなく愛した』(’00年10月、講談社刊)を、それ以外は、各作品の初出誌を底本とする。

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