徳利と酒盃・漁陶紀行

講談社文芸文庫
トックリトシュハイリョウトウキコウコヤマフジオズイヒツシュウ
著:小山 冨士夫 解説・その他:森 孝一
徳利と酒盃・漁陶紀行
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内容紹介

やきものを愛し 酒を愛し 人を愛した天衣無縫

静かでうれいに満ちた美しさをもつ李朝彫三島扁壺、端正で気品のある中国陶磁の至宝、北宋汝官窯青磁輪花碗、枯淡なうちにほのぼのした明るさをたたえた信楽の壺、わが愛すべきやきものに寄せた『骨董百話』をはじめ数々の名随筆をのこした陶磁研究の第一人者、小山冨士夫。みずからもすぐれた陶芸家であった、その美への探究心をあますところなく伝える随筆集。

森孝一
信楽の楽斎窯(らくさいがま)では、「この土に少し酒を飲ませたほうがいい。ほろ酔いがいい」と独り言をいいながら轆轤を挽いていたという。<ほろ酔い>という表現は、いかにも小山の作品のかたちをいい得て妙である。人の性格も土の性格も、ほろ酔い加減の時が一番素直に現われるというのであろうか。そうした作陶は、まさに小山の天性のものであり、近代の陶芸家の中でもこれほど自分の個性を、しかも自然体で表現出来た陶芸家も稀である。――<「解説」より>

製品情報

製品名 徳利と酒盃・漁陶紀行
著者名 著:小山 冨士夫 解説・その他:森 孝一
発売日 2006年03月12日
価格 定価 : 本体1,300円(税別)
ISBN 978-4-06-198434-9
判型 A6
ページ数 290ページ
シリーズ 講談社文芸文庫
初出 『小山冨士夫著作集』全三巻(’77年6月、’78年1月、’79年2月朝日新聞社刊)及び『骨董百話』(’77年3月新潮社刊)を底本とした。未収録の他4篇は収録作品参照。