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成熟と喪失 “母”の崩壊
セイジュクトソウシツハハノホウカイ

「成熟」するとは、喪失感の空洞のなかに湧いて来るこの「悪」をひきうけることである(本文より)ーー「海辺の光景」「抱擁家族」「沈黙」「星と月は天の穴」「夕べの雲」など、戦後日本の小説をとおし、母と子のかかわりを分析。母子密着の日本型文化の中では、「母」の崩壊なしに「成熟」はありえない、と論じ、真の近代思想と日本社会の近代化の実相のずれを指摘した、先駆的評論。
ⒸNoriko Fukawa
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書誌情報
紙版
発売日
1993年10月04日
ISBN
9784061962439
判型
A6
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2021年05月21日
JDCN
06A0000000000199504I
初出
1978年8月刊、講談社文庫『成熟と喪失』を底本とし、多少ふりがなを加えた。
著者紹介
解説: 上野 千鶴子(ウエノ チヅコ)
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