西洋哲学に専念していた著者が、ひとたびその眼を日本の思想・文化に向けたときに見た、正しい日本文化論の不在。日本人の心に根深く巣食うさまざまな偏見から我々を解放し、日本の文化を見つめる正しい眼をつちかうため本書は書かれた。物質主義に対し、自然にも生命を見、生きとし生けるものの魂の復活を求める、みずみずしい創見と熱情に満ちた著者の処女論文集。
人類が永遠に続くのではないとしたら
SNS天皇論
松と日本人
江戸の科学者
長崎丸山遊廓
出世と恋愛 近代文学で読む男と女
外は、良寛。
日本人と神
「民都」大阪対「帝都」東京
中世の罪と罰
「カッコいい」とは何か
昭和・平成精神史 「終わらない戦後」と「幸せな日本人」
しぐさの日本文化
カフェと日本人
難読珍読 苗字の地図帳
正座と日本人
日本論 文字と言葉がつくった国
日本社会の構造に分け入る
檀れいの今残しておきたい、日本の美しいものたち
日本は80年周期で破滅する
名師の訓え
アメリカと私
いのちとかたち 天際の借景
日本文化論
第二芸術
雑種文化