再発見 日本の哲学 折口信夫――いきどほる心

講談社学術文庫
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  • 電子あり
再発見 日本の哲学 折口信夫――いきどほる心
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内容紹介

折口信夫=歌人・釈迢空は、独自の民俗学を展開した学者として知られます。
独特の概念を駆使した魅力的な文体で、多くの読者を魅了し続けてきました。
では、国学者であり、歌人であり、小説『死者の書』の作者でもある折口の思想とはどのようなものだったのか。本書は、近代日本の哲学として、折口を読み直し、その思想を解析する試みです。

有名な、外部からやってきて幸福をもたらす「まれびと」とは、一体何か?それは、折口の思想の全体の中で、どのように位置づけられるのか?

日本の根源に迫り、日本の「神」を追求したその豊饒な思索を、明解に読み解く力作。

目次

  • 序章 折口の情念――「いきどほり」と「さびしさ」
  • 第一章 国学者折口信夫
  •   新しい国学/「神の道徳」と「人の道徳」/折口と平田 篤胤/古代の理想――愛欲・狡智・残虐
  • 第二章 『古代研究』における神
  •   常世神/神と精霊/天皇霊/ほかひびと/天つ罪
  • 第三章 戦後の折口学
  •  神道宗教化に向けて――ムスビの神/既存者/贖罪者としてのスサノヲ/内なるエートスとしての浄土真宗/『死者の書』
  • 第四章 罪、恋、そして死
  •   罪――母・折口こうをめぐって/恋――恋人・藤無染をめぐって/死――愛弟子・藤井春洋をめぐって/「未完成の霊魂」のゆくえ

製品情報

製品名 再発見 日本の哲学 折口信夫――いきどほる心
著者名 著:木村 純二
発売日 2016年11月10日
価格 定価 : 本体1,080円(税別)
ISBN 978-4-06-292396-5
判型 A6
ページ数 336ページ
電子版製品名 再発見 日本の哲学 折口信夫――いきどほる心
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は、菅野覚明・熊野純彦責任編集「再発見 日本の哲学」の一冊として、2008年、小社より刊行されました。

著者紹介

著:木村 純二(キムラ ジュンジ)

1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、弘前大学人文学部教授。専攻は、倫理学、日本倫理思想史。主な論文に、「和辻哲郎における死の問題」「情念論のゆくえ――物語か歴史か」などがある。

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