鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義

講談社学術文庫
ツルヤナンボクカブキガウンダムキョウヨウノヒョウゲンシュギ
  • 電子あり
鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義
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内容紹介

19世紀、遊里とかぶきの全盛を過ぎ、文化の衰退と爛熟が肌で感じられた江戸化政期。それは地震・噴火・洪水と、鎖国の綻びの時代でもあった。「四谷怪談」「桜姫東文章」などで知られる四代目鶴屋南北は、奇抜な趣向で当時の「現代」を写しとり、かぶきに新たな地平をひらく。彼は世に何を仕掛けたのか。伝統の革新とは何か。稀代のかぶき研究者畢生の渾身作。

目次

  • 発端・「おお南北」か「だい南北」か
  • 南北の肖像
  • 南北の街
  • 劇界に身を投ずる
  • 立作者となる
  • 南北無学説
  • 奇想「鯨のだんまり」
  • 出世作「天竺徳兵衛」
  • 寛政かぶきのリアリズム
  • 小幕作者時代と道化方
  • 南北襲名
  • 生世話の誕生
  • 小説の視覚化
  • 見世物と南北
  • 「桜姫東文章」とその時代
  • 薬と毒薬
  • 「四谷怪談」とその前後
  • 南北独り旅「五十三駅」
  • 死もまた茶番
  • あとがき

製品情報

製品名 鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義
著者名 著:郡司正勝
発売日 2016年08月10日
価格 定価 : 本体840円(税別)
ISBN 978-4-06-292378-1
判型 A6
ページ数 224ページ
電子版製品名 鶴屋南北 かぶきが生んだ無教養の表現主義
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は1994年、中公新書より刊行されました。

著者紹介

著:郡司正勝(グンジマサカツ)

郡司正勝(ぐんじ まさかつ)
1913年北海道生まれ。旅まわりの一座が来ていたころの薄野で育つ。早稲田大学名誉教授。歌舞伎研究に新しい地平を開き、様式美の究明に成果をのこした。五世坂東玉三郎の当たり役「桜姫東文章」など南北作品の復活上演や、監修、演出への功績でも知られる。1998年逝去。著書に『おどりの美学』『かぶきの美学』『童子考』『郡司正勝刪定集』(全6巻)ほか多数。

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