興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後

講談社学術文庫
コウボウノセカイシモンゴルテイコクトナガイソノゴ
  • 電子あり
興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後
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内容紹介

 講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第3冊目。
 13世紀初頭にチンギス・カンが興した「大モンゴル国」は、5代・クビライの頃にはユーラシア全域をゆるやかに統合して、東西の大交流をもたらした。この大帝国は、従来は「元朝」と呼ばれ、中国史やアジア史の枠でのみ語られがちだったが、近年は、この大帝国の時代――すなわち「モンゴル時代」を、世界史の重大な画期とみなす考え方が、「日本発信の世界史像」として、内外に広まりつつある。人類の歴史は、「モンゴル時代」の以前と以後でまったく様相が異なるという。
 そして、大モンゴル国すなわち「モンゴル帝国」の解体後も、「モンゴルの残影」は20世紀にいたるまで各地に息づいていた。ロシアのイヴァン雷帝も、後のムガル帝国へと続くティムール帝国も、また、大清帝国も、「チンギス家の婿どの」の地位を得ることで、その権威と権力を固めてきたのだ。そして今なお混迷のなかにあるアフガニスタンを、「遊牧民とユーラシア国家」の歴史を通してみると、何が見えてくるのか? 
 壮大な歴史観と筆力で多くのファンを持つ著者が、新たな世界史の地平を描き出す。
[原本:『興亡の世界史 第09巻 モンゴル帝国と長いその後』講談社 2008年2月刊]

目次

  • 序章   なんのために歴史はあるのか
  • 第一章 滔滔たるユーラシア国家の伝統
  • 第二章 モンゴルは世界と世界史をどう見たか
  • 第三章 大モンゴルとジャハーン・グシャー
  • 第四章 モンゴルとロシア
  • 第五章 モンゴルと中東
  • 第六章 地中海・ヨーロッパ、そしてむすばれる東西
  • 第七章 「婿どの」たちのユーラシア
  • 終章   アフガニスタンからの眺望
  • 学術文庫版のあとがき
  • 参考文献
  • 年表
  • 重要項目解説
  • 索引

製品情報

製品名 興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後
著者名 著:杉山 正明
発売日 2016年04月12日
価格 定価 : 本体1,150円(税別)
ISBN 978-4-06-292352-1
判型 A6
ページ数 368ページ
電子版製品名 興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は、2008年2月、「興亡の世界史」第09巻として小社より刊行されました。

著者紹介

著:杉山 正明(スギヤマ マサアキ)

1952年、静岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。おもな著書に『モンゴル帝国の興亡』『中国の歴史08 疾駆する草原の征服者』『遊牧民から見た世界史』『大モンゴルの世界』ほか。1995年に『クビライの挑戦』でサントリー学芸賞、2003年に司馬遼太郎賞、2006年に紫綬褒章、2007年に『モンゴル帝国と大元ウルス』で日本学士院賞を受賞。

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