三国志演義 (三)

講談社学術文庫
サンゴクシエンギサン
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三国志演義 (三)
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内容紹介

西暦220年、後漢王朝の崩壊により乱世が到来。やがて、その中から魏、蜀、呉の三国が生まれ、三つ巴の戦いへと発展していった「三国時代」は、陳寿による『三国志』(3世紀末)や『新全相三国志平話』(元の至治年間に刊行とされる)、芝居などの民間芸能の世界で、連綿と語られ続けてきました。そして、「三国時代」から約1000年後。いくつもの「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築して、現在知られる「三国志」物語のイメージを確立したとされるのが、羅貫中の白話(口語)長篇小説『三国志演義』です。
本書は、中国文学に精通した訳者が、その血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳しました。
第三巻では、劉備がついに蜀の支配者となります。黄巾の乱から30余年、54歳。劉備と曹操の白熱した漢中争奪戦、死に至る関羽の壮絶な戦い、曹操の逝去。義弟を殺された劉備は弔い合戦へと赴くが返り討ちに遭い、世を去る。跡を継ぐ諸葛亮は南方異民族を「七擒七縱(七たび生け捕りにし七たび釈放すること)」で心服させます。魔敵・孟獲に魔王・諸葛亮は、超自然的な戦いを挑みます。第一世代の英雄達が消え、諸葛亮が主役となります。

目次

  • 登場人物紹介(第三巻)
  • 第六十一回 趙雲 江を截りて阿斗を奪い 孫権 書を遺って老瞞を退く
  • 第六十二回 ふ関を取りて 楊・高 首を授け らく城を攻めて 黄・魏 功を争う
  • 第六十三回 諸葛亮 ぼう統を痛哭し 張翼徳 義もて厳顔を釈す
  • 第六十四回 孔明 計を定めて張任を捉え 楊阜 兵を借りて馬超を破る
  • 第六十五回 馬超 大いに葭萌関に戦い 劉備 自ら益州の牧を領す
  • 第六十六回 関雲長 単刀にて会に赴き 伏皇后 国の為に生を捐つ
  • 第六十七回 曹操 漢中の地を平定し 張遼 威を逍遥津に震う
  • 第六十八回 甘寧 百騎もて魏の営を劫かし 左慈 盃を擲ちて 曹操に戯る
  • 第六十九回 周易を卜いて 管輅 機を知り 漢賊を討って 五臣 節に死す
  • 第七十回 猛張飛 智もて瓦口隘を取り 老黄忠 計もて天蕩山を奪う
  • 第七十一回 対山を占めて 黄忠 逸もて労を待ち 漢水に拠りて 趙雲 寡なきもて衆きに勝つ
  • 第七十二回 諸葛亮 智もて漢中を取り 曹阿瞞 兵を斜谷に退く
  • 第七十三回 玄徳 位を漢中王に進め 雲長 攻めて襄陽郡を抜く
  • 第七十四回 ぼう令明 ひつぎを擡いで死戦を決し 関雲長 水を放って七軍をおぼれしむ
  • 第七十五回 関雲長 骨を刮りて毒を療し 呂子明 白衣もて江を渡る
  • 第七十六回 徐公明 大いにべん水に戦い 関雲長 敗れて麦城に走る
  • 第七十七回 玉泉山に 関公 聖を顕し 洛陽城に 曹操 神に感ず
  • 第七十八回 風疾を治さんとして 神医 身死し 遺命を伝えて 奸雄 数終わる
  • 第七十九回 兄 弟に逼りて 曹植 詩を賦し 姪 叔を陥れて 劉封 法に伏す
  • 第八十回 曹丕 帝を廃して 炎劉を簒い 漢王 位を正して 大統を続ぐ
  • 第八十一回 兄の讎に急りて 張飛 害に遇い 弟の恨みを雪がんとして 先主 兵を興す
  • 第八十二回 孫権 魏に降りて九錫を受け 先主 呉に征して六軍を賞す
  • 第八十三回 おう亭に戦いて 先主 讎人を得 江口を守りて 書生 大将を拝す
  • 第八十四回 陸遜 営 七百里を焼き 孔明 巧みに八陣図を布く
  • 第八十五回 劉先主 遺詔して 孤児を託し 諸葛亮 安居して 五路を平らぐ
  • 『三国志演義』年表三
  • 第三巻の読みどころ

製品情報

製品名 三国志演義 (三)
著者名 訳:井波律子
発売日 2014年11月10日
価格 定価 : 本体1,700円(税別)
ISBN 978-4-06-292259-3
判型 A6
ページ数 672ページ
電子版製品名 三国志演義 (三)
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、2002-2003年に筑摩書房より刊行された『三国志演義』全7巻(ちくま文庫)を原本とし、それを4巻に再構成したものです。

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