天狗芸術論・猫の妙術 全訳注

講談社学術文庫
テングゲイジュツロンネコノミョウジュツゼンヤクチュウ
  • 電子あり
天狗芸術論・猫の妙術 全訳注
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内容紹介

滑稽さの中に教訓と風刺をまじえて江戸時代中期に流行した「談義本」の祖とされる佚斎樗山が著した2作を、読み易い訳文と注を併載して文庫化。
いずれも、学術文庫のロングセラーである宮本武蔵『五輪書』とならぶ「剣術の秘伝書」として知られるが、剣術のみならず「人生の書」でもある。
「人は動物なり。善に動かざる時は必ず不善に動く。・・・種々に変転して止まざるものは人の心なり。」と始まる「天狗芸術論」は、奥義を極めたいと深山に入った剣術者が天狗たちに出会い、老荘思想や孔子・孟子、仏教思想をまじえて「芸術」すなわち「武芸」と「心術」の核心に触れる話。「学問剣術ともにただ己を知るをもって専務とす。」と言い残して、大天狗は去る。
「猫の妙術」では、勝軒という剣術家の屋敷に住みつき、どんな猫も歯が立たなかった大鼠を、一見のろまな古猫がなんなく銜えてやっつけてしまう。そこで、若く元気な猫たちと勝軒は、この古猫に教えを乞う。修業とは、また、教えを授かるとはどういうことなのか――古猫は語る。
神戸女学院大学名誉教授で武道家の内田樹氏が巻末解説を執筆。

目次

  • 天狗芸術論               
  •  大意                 
  •  巻之一
  •  巻之二
  •  巻之三
  •  巻之四
  • 猫の妙術            
  • 訳者あとがき
  • 解説    内田樹

製品情報

製品名 天狗芸術論・猫の妙術 全訳注
著者名 著:佚斎 樗山 訳注:石井 邦夫
発売日 2014年02月11日
価格 定価 : 本体740円(税別)
ISBN 978-4-06-292218-0
判型 A6
ページ数 192ページ
電子版製品名 天狗芸術論・猫の妙術 全訳注
シリーズ 講談社学術文庫
初出 佚斎樗山(1659-1741)による剣術書『天狗芸術論』と、「猫の妙術」(『田舎荘子』所収)の、原文と現代語訳を一冊にまとめたもの。原文はいずれも、おもに「武道宝鑑」(1934年、講談社刊)所収のものを底本とし、1729年刊「天狗芸術論」(国会図書館蔵)ほか諸本を参照した。

著者紹介

著:佚斎 樗山(イッサイ チョザン)

万治2年(1659)~寛保元年(1741)。江戸時代の談義本作者。本名は丹羽十郎右衛門忠明。父定信の代より下総国関宿藩の久世家に仕える。享保12年刊の「田舎荘子」をはじめ、「河伯井蛙文談」、「再来田舎一休」など、いわゆる「樗山七部の書」を著す。

訳注:石井 邦夫(イシイ クニオ)

1938年茨城県古河市生まれ。東京大学法学部卒。在学中は剣道部に所属。日本精工株式会社に勤務し、法務部長等を務めた。

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