内容紹介
1978年7月25日体外受精による子ども、ルイーズ・ブラウンさんが英国で誕生してから30余年。生殖医療の世界では、「生殖革命」ともいえる技術革新が相次ぎ、いまや日本で生まれるこどもの約32人に1人は、出生前に-196℃液体窒素タンクで凍結保存されている。いま生殖医療は新たなるフェーズに進み、遺伝的親が3人存在することになるミトコンドリア移植、子宮移植が現実のものとなり、iPS細胞を用いた精子や卵子の作成技術の確立も目前に迫っている。第二次生殖革命前夜ともいえる様相を呈している最新事情を紹介するともに、精子バンクや卵子バンクなど生殖医療ビジネスや生命倫理との相克などを鋭くレポートする。
目次
- プロローグ すべてはその日から始まった!
- 第1章 「世界」を変えた3つの技術革新
- 第2章 精子バンクというお仕事
- 第3章 卵子を求める女性たち、卵子を預ける女性たち
- 第4章 男でもなく、女でもなく
- 第5章 ある性同一性障害者の告白
- 第6章 革命前夜
- 第7章 遺伝子のポリティクス
製品情報
製品名 | 生殖医療の衝撃 |
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著者名 | 著:石原 理 |
発売日 | 2016年08月18日 |
価格 | 定価 : 本体800円(税別) |
ISBN | 978-4-06-288383-2 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 208ページ |
電子版製品名 | 生殖医療の衝撃 |
シリーズ | 講談社現代新書 |