内容紹介
●今回、香里、拓哉、亮平の3人組がタイムスリップしてしまったのは、天正三(1575)年五月十三日。織田信長が武田勝頼との戦、いわゆる長篠の戦いに突入しようとしているところに遭遇してしまう。かつてタイムスリップしたときに香里たちは信長と一度出会っているが、信長のほうでも奇妙な3人組のことは当然記憶に残っていた。再会に気をよくしたのか、信長は早速香里たちに、来る戦いに向けて鉄砲三千挺を長篠方面に運び出すのを手伝うように命じる。仕方なく岐阜城から大きな荷車で運び出すのに付き添う香里たちだったが、信長軍の一行が山道にさしかかったところで、武田勝頼の放った忍者軍団に襲われてしまうのだった……。拓哉と亮平は谷底へ転落し、3人はバラバラになってしまう。果たして無事合流できるのか!? 信長軍と武田軍、そして徳川軍が入り乱れる中、タイムスリップ探偵団が危機を乗り越えるべく七転八倒を繰り広げるのだったが……。