学ぶとはどういうことか

マナブトハドウイウコトカ
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学ぶとはどういうことか
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内容紹介

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目次

  • 第一章 東日本大震災と「学ぶ」ということ 「想定」の呪縛
  • 人間は学ぶと同時に忘れる動物
  • 自然の脅威との闘い方
  • 「学び」の蓄積に壊滅的打撃
  • 想定の枠内での「学び」、想定の枠を超える「学び」
  • 第二章 『学問のすゝめ』を読み解く 「学び」と日本の独立
  • 「学び」は人生と歴史の構成要素
  • 野蛮、半開、文明
  • 英雄中心主義への批判
  • 「私徳」から「大智」へ
  • 第三章 武器としての「学び」 「変えられないもの」を「作り変えられるもの」に
  • 人智が自然を「使役」する
  • アリストテレスの「学び」の三分類
  • 学問の目的は「良く生きる」ためではなく利益のため
  • 隷属構造からの解放
  • 第四章 「学び」の四段階 「勉強」で到達できないもの
  • 「知る」
  • 「理解する」
  • 「疑う」
  • 「超える」
  • 洗脳や大量抹殺の知的基盤
  • 第五章 何を「学ぶ」のか 学ぶ人の態度
  • 人生で成功するための「勉強」
  • 「勉強」と「学び」の因果関係
  • 偽智者はいないが偽君子は誕生しやすい
  • 出来合いの色眼鏡で「見たいものを見る」
  • 第六章「学ぶ」ことの限界をめぐって 真の「学び」は手本から自由になること
  • 従僕の目には英雄なし
  • 「究極」「絶対」への誘惑
  • プラトン、レーニンと出会う
  • 万物の尺度は神か、人間か
  • 第七章 専門性と「学ぶ」こと プロフェッショナルの魂
  • 東大の学部の席次
  • 科学的問題解決モデルの死角
  • 「考える専門家」と「考えない専門家」
  • 「見立て」の技法
  • 賢慮・知慮
  • 第八章 政治に見る「学び」 「学ぶ」ことに終わりはあるか?
  • 学ばない政治の災禍
  • はじめから「良い政治」があるのか
  • 何が王で何が飛車かが問題
  • 「コンクリートから人へ」のアナクロニズム
  • 世論とリーダーの対話が崩壊
  • 賢慮は学べるか
  • あとがき 「学び」は人生の可能性へのチャレンジ

製品情報

製品名 学ぶとはどういうことか
著者名 著:佐々木 毅
発売日 2012年03月23日
価格 定価:1,320円(本体1,200円)
ISBN 978-4-06-282120-9
判型 四六
ページ数 218ページ

著者紹介

著:佐々木 毅(ササキ タケシ)

ささき・たけし 1942年秋田県生まれ。専攻は政治学、西洋政治思想史。法学博士。1978年東京大学法学部教授。2001年4月から2005年3月まで東京大学総長。現在は学習院大学法学部教授。今も旺盛な評論活動を続ける、現代最高の知性の一人。
著書に『政治学講義』『政治学の名著30』 (ちくま新書)『マキアヴェッリと『君主論』』 (講談社学術文庫)『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書)『現代政治学の名著』(中公新書)『プラトンの呪縛』(講談社学術文庫)『政治学は何を考えてきたか』(筑摩書房)ほか多数。

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