出雲大社の暗号

講談社+α文庫
イズモタイシャノアンゴウ
  • 電子あり
出雲大社の暗号
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内容紹介

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目次

第一章 出雲大社の謎 大国主神はなぜ、出雲に常住するのか
 大黒柱と出雲大社/本殿の大国主神は、なぜ西を向いているのか/出雲の神は西からやってくる?/出雲では、なにもかもが逆さま/出雲神は祟る、恐ろしい神/西からやってくる疫神/疫病の古代史/仏教伝来と疫神/医学の始祖となった出雲神/出雲神に天皇も敬意を払った/出雲神とよく似た草薙剣の力/祟る神と出雲大社建立の因果/出雲神に媚びた天神/他

第二章 出雲国造家の正体 加害者と被害者、二つの顔を持つ
 巨大な社殿は恐怖心の反映/出雲国造家は西から東に移った?/大切に祀られていたのは熊野大社/中央の政変に巻き込まれた?/神々の流竄説はまちがっていなかったか/出雲神の祟りに怯える藤原氏/天神を裏切った天穂日命/なぜ、自家の活躍を喧伝しなかったのか/『日本書紀』に記された悲劇/くり返された「出雲いじめ」/神宝検校事件は神話とそっくり/お伽話ではない出雲神話/神話と歴史で立場が逆の出雲国造家/国譲り神話の主役だった武甕槌神/尾張氏とつながる建御雷神/出雲と東国をつなぐ前方後方墳/他

第三章 アジスキタカヒコネの秘密 錯綜する「尾張氏」の系譜
 天穂日命にそっくりな神/天稚彦にもそっくりだった/アジスキタカヒコネは太陽神だった?/出雲神に祟られる出雲神?/天稚彦とアジスキタカヒコネは祟る鬼/尾張氏とつながる神/葛城と重なってくる尾張の謎/謎めく尾張氏の系譜/尾張氏は尾張国の出身なのか/尾張氏と葛城とアジスキタカヒコネ/尾張と出雲の「距離」/なぜ、『日本書紀』は尾張氏を無視し続けるのか/アジスキタカヒコネにそっくりな少彦名命/考古学の示す近江・東海の戦略/ヤマト建国前後の尾張の動き/他

第四章 出雲大社の暗号 朝廷はなぜ、出雲神の祟りを恐れ続けたのか
 身逃の神事の謎/主役がなぜ、身を隠すのか/紀伊とつながっている仲哀天皇/仲哀天皇と出雲国造家の奇妙な接点/「尾張」は二つに分裂していた?/長髄彦の杳としてつかめない素性/神武のヤマト入りを歓迎した尾張/ヤマトタケルに通じる尾張の蹉跌/長髄彦は「尾張」だった?/長髄彦は尾張からヤマトに乗り込んだ/吉備・尾張・出雲、それぞれの思惑/他

製品情報

製品名 出雲大社の暗号
著者名 著:関 裕二
発売日 2013年07月23日
価格 定価:770円(本体700円)
ISBN 978-4-06-281525-3
判型 A6変型
ページ数 272ページ
シリーズ 講談社+α文庫
初出 2010年10月に小社から刊行された単行本「出雲大社の暗号」を加筆修正の上、文庫化したもの。

著者紹介

著:関 裕二(セキ ユウジ)

1959年、千葉県柏市に生まれる。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究を始める。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(フットワーク出版、のちワニ文庫)でデビュー。以後、新たな視点から古文書を読み解き、深い洞察と大胆な推理に支えられた著作を数多く発表している。その他の著書に『百済観音と物部氏の秘密』(角川学芸出版)、『出雲大社の暗号』『東大寺の暗号』『伏見稲荷の暗号 秦氏の謎』(以上、講談社)、『百人一首に隠された藤原定家の暗号』『なぜ古代史は、悪党を英雄にすりかえたのか?』(以上、廣済堂文庫)、『遷都に秘められた古代天皇家の謎』『日本を不幸にした藤原一族の正体』(以上、 PHP文庫)、『蘇我氏の正体』『古事記の禁忌 天皇の正体』(以上、新潮文庫)、『「天皇家」誕生の謎』『伊勢神宮の暗号』(以上、講談社+α文庫)などがある。

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