尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相

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尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相
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内容紹介

尖閣問題は、いまだに燃えつづけている! 2012年の日本の国有化宣言以来、日中最大の懸案となった東シナ海の島々。日本・中国・アメリカ・台湾の関係者ヘの取材と新たに公開された外交史料から、その問題の所在を、二つの話題作をつくったNHKスペシャルの名プロデューサーが書下ろしで描く。。
栗山尚一、橋本恕、岡田晃など亡くなった外交官の最後の肉声、周恩来や中国首脳の通訳、沖縄返還交渉以来の国務省首脳、石油埋蔵を調査した科学者など貴重な証言や、ニクソン・キッシンジャー秘密会談の録音など、日中米60年の外交の軌跡がいま解き明かされる。

今年2月、トランプ新大統領と首脳会談に臨んだ安倍首相が、まずアメリカに確認を求めたのが、尖閣諸島についてだった。両国は共同声明で尖閣は日米安保条約の適用対象であることを確認し、名指しこそしなかったものの中国を牽制した。しかし、アメリカは1972年の沖縄返還協定以来、尖閣の領有権に関してはどの国にあるか、態度を明らかにしない。日中台湾で解決すべき問題で、アメリカは関わらないと一貫して突き放している。
日本の外務省は、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、なんら外交問題は存在しない。 (日中国交回復の交渉でも)棚上げ合意はない」と主張する。しかし、大平正芳とキッシンジャーの会談に同席した米高官へのNHKスペシャルによる取材によれば、大平が「国交正常化で(日中は)尖閣問題に触れないことに同意した」と米側に報告していた。その際、「触れないこと」を tanaage (棚上げ)と表現した、と高官は証言する。
微妙な国際問題を、外交センスと知恵で乗り切っていた時代から学ぶこと。

目次

  • 序 章 日中友好と尖閣問題のはざまで
  • 第1章 高碕達之助と周恩来 LT貿易への道
  • 第2章 尖閣諸島・秘密交渉
  • 第3章 田中角栄・訪中の舞台裏
  • 第4章 北京の5日間
  • 第5章 大平正芳の対中外交と尖閣諸島
  • 終 章 栗山尚一「最後の証言」

製品情報

製品名 尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相
著者名 著:塩田 純
発売日 2017年04月14日
価格 定価 : 本体1,700円(税別)
ISBN 978-4-06-220567-2
判型 四六
ページ数 264ページ
電子版製品名 尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相

著者紹介

著:塩田 純(シオダ ジュン)

塩田純(しおだ じゅん)
1960年東京都生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。
1983年NHK入局。現在、文化・福祉番組部エグゼクティブ・プロデューサー。日本・アジアの現代史のドキュメンタリーに取り組む。
主な番組に、NHKスペシャル『東京裁判への道』(放送文化基金賞本賞)、『日中戦争』(文化庁芸術祭大賞)、『日本国憲法誕生』(文化庁芸術祭優秀賞)、BSドキュメンタリー『アジアに生きる子どもたち』(イタリア賞グラナロロ特別賞)など。
ETV特集『シリーズ 日本と朝鮮半島2000年』などで芸術選奨文部科学大臣賞を個人で受賞。
著書に『ガンディーを継いで 非暴力・不服従の系譜』『日本国憲法誕生 知られざる舞台裏』。共著書として『張学良の昭和史最後の証言』『東京裁判への道』などがある。

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