童話作家になる方法

文芸
ドウワサッカニナルホウホウ
  • 電子あり
童話作家になる方法
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

累計100万部を突破し今夏、3Dアニメ映画として公開決定した児童文学『ルドルフとイッパイアッテナ』の原作者が”童話を書く秘訣”を伝授!
「独創的物語を目指すなかれ」、「テーマは後、先にプロット」といった、物語とは何かを考えさせられるメッセージや、物語を思いつく方法、動物を上手く書く方法、新人賞に応募する人へのアドバイスなどの具体的なハウツーもユーモアにあふれる筆致で語られ、読み物としても楽しめます。「挿絵について」「児童書の読者について」など、児童書業界のさまざまな裏事情も紹介。
作家を目指す人、物語を書いてみたい人、童話のようなちょっと楽しい視点で毎日を過ごしてみたい人におすすめです。




「私にはそのときまだ、語るべき話、物語がまったくなかったのだ。ワープロの前にすわっても、書くことがなかったのである。

 児童文学にしても童話にしても、そのようなものを書こうと思ったこともなく、それどころか最後にその類のものを読んでから二十年以上たっているのだ。いったい何をどうやって書いたらよいのか、私は見当がつかなかった。

『えーっ! 書くことがあったから、新人賞に応募しようと思ったんじゃないの?』

と、そう言いたくなる人もいるだろう。そう言いたい気持ちはわかるが、じっさい、ほんとうに、私には、入賞して三十万円もらった場合に買うべきものはあったが、応募するための物語はなかったのだ。

 だが、肝心なことは、入賞して三十万円もらった場合に買うべきものがあったということであり、書くべき物語があるかどうかではない。三十万円は必要なのだ。それなら、物語は作ればいい!

 じゃあ、どうやって?」

──本文より。

目次

  • プロローグ あなたも童話作家になるかもしれない
  • 1章 デビュー作『ルドルフとイッパイアッテナ』
  • 作者によるイントロダクション
  • 1 ルドルフ、4ページ分の自己紹介をする
  • 2 ルドルフ、イッパイアッテナに出会う
  • 3 教養ってなんだ
  • 4 「名前」というものの意味
  • 2章 童話作家になる方法──「独創的な物語」を目指さない
  • 1 チャンスはただでは訪れない。
  • 2 チャンスは水平方向からやってくるとはかぎらない
  • 3 なんでもいい、は嘘である
  • 4『ルドルフとイッパイアッテナ』はどうやって生まれたか
  • 5 水戸黄門か、忠臣蔵か
  • 6 失敗しない舞台選び
  • 7 重要なサブキャラクター
  • 8,職業作家になれるのは3人にひとり
  • 3章 物語作りはテーマよりまずプロット──あなたが説教されるのがいやなら、それ以上に少年少女は説教が嫌いである。
  • 1 キャラクターの視点になる
  • 2 ワーときたらドンガラガッシャン──盛り上がって、緊張して、爆発的解決
  • 3 テーマは自ずと織り込まれるもの
  • 4 教養小説『西遊記』のテーマ
  • 5 
  • 6 日常生活は空想の宝庫
  • 7 夜、夢で会いたい相手なら、昼間、心で念じていなければならない。
  • 8 会話から「心の中にある何か」を引っ張り出す
  • 9 取材はどうやってする?──直接的取材と間接的取材
  • 10筆記具について
  • 11 ペンネイムについて  
  • 4章 児童書の舞台裏
  • 1 挿絵について
  • 2 出版社のカラー─傾向と対策はどの世界にもある
  • 3 編集者ってなんだ
  • 4 児童文学の経済的事情 
  • 5 児童書の読者は老若何女のほとんどすべての人である
  • 6,読者カード
  • エピローグ 運命が扉をたたく時

製品情報

製品名 童話作家になる方法
著者名 著:斉藤 洋
発売日 2016年06月13日
価格 定価 : 本体920円(税別)
ISBN 978-4-06-220038-7
判型 新書
ページ数 224ページ
電子版製品名 童話作家になる方法
初出 本書は、2002年に刊行の単行本『童話作家はいかが』に加筆、修正をいたしました。

著者紹介

著:斉藤 洋(サイトウ ヒロシ)

斉藤 洋
1952年、東京都生まれ。。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。その他「ペンギンたんけんたい」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、/講談社、「白狐魔記」シリーズ/偕成社、「西遊記」シリーズ/理論社 「ナツカのお化け事件簿」シリーズ/あかね書房、など著書多数。

オンライン書店で見る