喉の奥なら傷ついてもばれない
ノドノオクナラキズツイテモバレナイ
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内容紹介
出たいよ、出して。
お願いだからここから出して。
どこにでもいる、ごく普通の人妻たち。共通しているのは、禁忌を犯していること。
罪悪感がまったくないのは、母の愛が欲しかった私の、必然だから。
恋愛小説の妙手、宮木あや子が描く六つの愛欲小説。
二十歳で八十歳の巌夫と打算ずくの結婚をした麻貴は、巌夫の息子、さらに孫とも不倫をしている。ある日、ふらりと赴いた旅先で出会った女学生に抱いた気持ちは、未だかつて経験のないものだった。(「金色」)
目次
- 六つの愛欲小説。
- 1 天国の鬼
- 2 肌蕾(きらい)
- 3 金色
- 4 指と首、隠れたところ
- 5 ろくでなし
- 6 泥梨(ないり)の天使(「鞄の中」より改題)
製品情報
製品名 |
喉の奥なら傷ついてもばれない |
著者名 |
著:宮木 あや子 |
発売日 |
2015年10月20日 |
価格 |
定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN |
978-4-06-219785-4 |
判型 |
四六 |
ページ数 |
240ページ |
電子版製品名 |
喉の奥なら傷ついてもばれない |
初出 |
「天国の鬼」…「ジェイ・ノベル」2014年8月号、「肌蕾(きらい)」…「小説現代」2015年3月号、「金色」…「小説現代」2014年11月号、「指と首、隠れたところ」…「GINGER L.」2012年9月号、「ろくでなし」…「小説新潮」2011年2月号、「泥梨(ないり)の天使」(「鞄の中」を改題)…「小説現代」2015年7月号。 |
著者紹介
著:
宮木 あや子(ミヤギ アヤコ)
(みやぎ・あやこ)
1976年神奈川県生まれ。2006年「花宵道中」で第5回「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞をW受賞し、デビュー。著書に『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『学園大奥』『憧憬☆カトマンズ』『官能と少女』『婚外恋愛に似たもの』『校閲ガール』『砂子のなかより青き草』『帝国の女』など多数。