雨の裾

文芸
アメノスソ
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雨の裾
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内容紹介

噪がしい徒然
若いころ熱心に読んだ本を読み返す男。文字を追う眼に映る、暮れかけた路地から庭をのぞきこむ人影。
踏切り
踏切は暗かった──。警報器が鳴り出したとき、前のほうにただならぬものを目にした。男の背後に忍び寄り、いきなり抱き止めた。
春の坂道
坂道をよたよとと、杖にでもすがるようにのぼっていると、うしろからぞろぞろと若いのがついてくる。俺のうしろに以前の俺が続く。その以前の俺のうしろからそのまた以前の俺が続く。
夜明けの枕
三十をすぎて司法試験を目指した男。アパートにこもり、一緒に暮らす女が働きに出て生活を支えた。
ほか全8篇

製品情報

製品名 雨の裾
著者名 著:古井 由吉
発売日 2015年06月10日
価格 定価 : 本体1,700円(税別)
ISBN 978-4-06-219521-8
判型 四六
ページ数 256ページ
電子版製品名 雨の裾
初出 「群像」2014年1・3・5・7・9・11月号、2015年1・3月号。

著者紹介

著:古井 由吉(フルイ ヨシキチ)

1937年、東京都生まれ。東京大学大学院独文学専攻修士課程修了。71年、『杳子』で芥川賞、80年、『栖』で日本文学大賞、1983年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年、「中山坂」で川端康成文学賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞受賞。近刊に『蜩の声』『半自叙伝』『鐘の渡り』など。

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