哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀

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哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀
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内容紹介

十七世紀は、大哲学者の時代、といわれます。その中でも代表的なのが、デカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツです。
デカルトは、「近代哲学の父」と称され、「われ思う、ゆえにわれあり」は、あまりにも有名です。スピノザは、「神即自然」と言いました。聞きようによっては、無神論にもみえる、なかなか危険な哲学です。ホッブズは、国家を考え、社会契約説を打ち出しました。ライプニッツは、モナドという独特のアイデアから巨大な哲学を構築しました。
それぞれ大哲学者であることは、衆目の一致するところですが、著者は、この4人に、深い連関を見て取ります。
それまで自明だった世界の底が抜けて、足元の支えがふっと消えてしまった世紀。それが十七世紀の本質であって、哲学もまた、底が抜け、「無限」が口を開いている。宇宙の無限、神の無限。
そのような事態に、どのようにして彼ら4人は、立ち向かっていったのか。
それを読み取ることは、もっともスリリングな哲学的営為ではないか。
明快な文章で、4人の大哲学者の本質にせまる力作。

目次

  • 序 世界の底が抜けたとき
  • 第一部 デカルト
  •       確実性に取り憑かれて
  •       無根拠なる支えとしての神
  • 第二部 スピノザ 
  •       「現実」を作ってみる
  •       精神は自分の外にいる
  • 第三部 ホッブズ
  •       哲学はシミュレーション
  •       約束という暴力
  • 第四部 ライプニッツ
  •       スピノザの崖っぷちから引き返す
  •       ここが最善世界であるかのように

製品情報

製品名 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀
著者名 著:上野 修
発売日 2013年11月21日
価格 定価 : 本体1,800円(税別)
ISBN 978-4-06-218707-7
判型 四六
ページ数 280ページ
電子版製品名 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀
初出 講談社の月刊PR誌『本』に、2010年7月から2012年7月にかけて「様相の十七世紀―哲学史のワンダーランド」として連載したものをもとにしたもの。

著者紹介

著:上野 修(ウエノ オサム)

1951年、京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻は、哲学、哲学史。現在、大阪大学教授。国際哲学雑誌Studia Spinozana編集委員。おもな著書に、『スピノザの世界』(講談社現代新書)、『デカルト、ホッブズ、スピノザ』(講談社学術文庫)、共著に『スピノザと政治的なもの』などがある。

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