
叶うなら娘より一秒長く生きたい!! ~セーラーズ母娘物語~
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わずか9坪の店舗で年商28億円を記録した、伝説のファッションブランド「セーラーズ」。すべてを手に入れた女性社長が、突如、華やかな表舞台から姿を消したのには、ハンディキャップを持って生まれた、愛する一人娘の存在があった……!
おニャン子クラブ、とんねるず、マイケル・ジャクソンといった著名人が愛用し、80年代の若者から絶大な支持を誇ったセーラーズ。だが、これほどの伝説を作り上げておきながら、セーラーズとその生みの親である三浦静加社長は、いつの間にか時代から姿を消してしまう。
実は、46歳で出産した一人娘が、脳性まひで「寝たきりになる可能性がある」と診断されたのだ。
落ち込んでいるヒマはない。「親として、してあげられる最大限の努力をするしかない!」――。
栄光も、華々しい交流もあっさりと放り投げ、ただ、娘と向き合うためだけに生きた14年間を綴った、ハートフル感動ノンフィクション!!
【目次】
第1章 ありがとう、命の知らせ
第2章 なぜ!? 大きくなったのにハンディキャップの告知
第3章 波乱万丈! セーラーズ物語
第4章 ある日突然、言葉が出ない!?
第5章 普通小学校で友達100人作ろう!
第6章 普通中学校の現実に直面
第7章 リハビリだって楽しんじゃう! 1日3時間365日
第8章 セーラー、だ~い好き!!
【著者プロフィール】
三浦静加(みうら・しずか)
1953年4月12日生まれ、埼玉県出身。
19歳で起業し、東京・江古田でジーンズショップを始める。多額の借金を背負いながらも女性社長として奮闘し、1984年、渋谷に「セーラーズ」をオープン。翌85年に人気アイドルグループ・おニャン子クラブの衣裳としてセーラーズが起用されたのをきっかけに、若者を中心に爆発的ブームとなる。わずか9坪ほどの店舗に全国から人々が殺到し、その数は一日で約2000人を記録。混乱を避けるため15歳未満は保護者同伴、買い物は15分の入れ替え制という、前代未聞の事態となり、数々のメディアで紹介された。1999年5月に愛娘・静良(セーラー)エミーが誕生。脳性まひと診断されてからは、自らの人生を娘に捧げると決意。二人三脚で1年365日、休むことなくリハビリに励み、現在に至る。
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- 次巻
目次
第1章 ありがとう、命の知らせ
「あいたた……」「45歳で自然妊娠」「ベッド上、絶対安静」
「目標は1000グラム!」「1999年5月15日午後1時15分」
第2章 なぜ!? 大きくなったのにハンディキャップの告知
「わずか3CCの母乳」「退院日、医師からの説明」「なんとなく、おかしいな……」
「日本領事館にタクシーを相談!?」「アメリカのドクターズ・ビル」
第3章 波乱万丈! セーラーズ物語
「大きくなったら、女社長になる!」「19歳の挑戦」
「おニャン子クラブとセーラーズ」「この行列、なんなんですか?」
「入店は15分40人の入れ替え制、お買い物は15万円まで」
「マイケル・ジャクソンって誰?」
第4章 ある日突然、言葉が出ない!?
「渡米してわかった娘の病名」「最大限の努力と、悔いの残らない選択」
「誰にも言えなかった、セーラーズの閉店」「おかあちゃま、ありあと!」
「のおぉーりぃーちょーだい!」
第5章 普通小学校で友達100人作ろう!
「娘にとって、喋らないことが身を守る方法!?」
「行きたい学校は、セーラー自身が決める」
「もう一人の母“おかみさん”と、大先輩!? 清水先生」
「今日からは、今の娘と出会ったと思おう!!」「楽司くんとの素敵な思い出」
第6章 普通中学校の現実に直面
「小学4年の頃から、中学校探しの旅」「中学校も、娘が自分で決めちゃった!」
「喋れなくても、言われていることはわかる」「高い壁にぶつかる!?」
「嬉しくて頼もしい変化」
第7章 リハビリだって楽しんじゃう! 1日3時間365日
「鼻をかむ、がわからない」「み・う・らと書けた!」
「スキー靴のような装具をはいて」「朝、夜のリハビリで合計3時間×365日」
「目標は1000メートル!」
第8章 セーラー、だ~い好き!!
「トントン会話!」「ごめんね」「親として泣いてるんです」
「頑張り屋さんのセーラー」「セーラー、ありがとう」
書誌情報
紙版
発売日
2013年12月06日
ISBN
9784062185172
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
250ページ
著者紹介
著: 三浦 静加(セーラーズ社長)(ミウラ シズカ(セーラーズシャチョウ))
1953年4月12日生まれ、埼玉県出身。 19歳で起業し、東京・江古田でジーンズショップを始める。多額の借金を背負いながらも女性社長として奮闘し、1984年、渋谷に「セーラーズ」をオープン。翌85年に人気アイドルグループ・おニャン子クラブの衣裳としてセーラーズが起用されたのをきっかけに、若者を中心に爆発的ブームとなる。わずか9坪ほどの店舗に全国から人々が殺到し、その数は一日で約2000人を記録。混乱を避けるため15歳未満は保護者同伴、買い物は15分の入れ替え制という、前代未聞の事態となった。こうした現象が、年商28億円という業績とともに数々のメディアで紹介される。 セーラーズのファンは、日本の芸能・スポーツ界や政財界のみならず海外の著名人にも多く、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーなどがプライベートでも愛用していたことで、さらなる人気を誇った。 1999年5月に愛娘・静良(セーラー)エミーが誕生。 1歳のときに脳性まひと診断されてからは、自らの人生を娘に捧げると決意。 二人三脚で1年365日、休むことなくリハビリに励み、現在に至る。