巨匠パク・キョンニが25年を費して書き上げた超大作
日本は今、再生の時を迎えようとしている。その主役は子供と若い女性たちだ。そういう意味で日本は今日もまだ「新しい社会」であると言えよう。ただその過程では、近代日本100年の歴史を理解して、今後の方向を見定める教養が必ず必要になってくる。一人の少女が主人公である『土地』は、それに実に相応しい小説だ。――<詩人 金 芝河(キム ジハ)>
朝鮮半島南端・慶尚南道河東郡(キョンサンナムトハドングン)の平沙里(ピョンサリ)を舞台に、19世紀終わりの朝鮮末から日本の植民地時代までの約50年、運命に操られ苦難の海をゆく人々を悠々と描く、民族史的長編ロマン第4巻。
+ もっとみる