尼僧とキューピッドの弓

ニソウトキューピッドノユミ
尼僧とキューピッドの弓
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

官能の矢に射られたわたしは修道女
熟年の女が第二の人生を送る修道院を訪れた作家。かしましい尼僧たちが噂するのは、弓道が引き起こした“駆け落ち”だった。時と国境を超えて女性の生と性が立ちのぼる、書き下ろし長篇小説。

「いなくなってしまった尼僧院長はどういう人でしたか。」……「あの人は適任でした。でも、あれだけの過程を経てせっかく雇われたのに、1年でやめてしまうなんて無責任です。」「どうしてやめられたんですか。」「知らないんですか。」「噂はいろいろ聞きましたが、本当のところはよく分からないままです。」「恋愛ですよ。恋に落ちたことは、わたしは個人的には非難しません。正直に言えば、」とそこまで言って、唇をおいしそうに嘗め、「やったぜ(クラツセ)って感じです」――<「遠方からの客」より>

講談社創業100周年記念出版

製品情報

製品名 尼僧とキューピッドの弓
著者名 著:多和田 葉子
発売日 2010年07月23日
価格 定価 : 本体1,600円(税別)
ISBN 978-4-06-216328-6
判型 四六
ページ数 240ページ