怪訝山

文芸
ケゲンヤマ
怪訝山
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内容紹介

「遠慮はいらないよ。わけいって、わけいって、深く入っておいで」
土と草の匂い。横溢する生と性の渦。女という山へ、深く深く潜り込み、男は、安息の一瞬に沈み込む。
豊穣なる自然と性への回帰。都市生活者の再生を謳う物語。

――自分が充電されているような感覚があり、ああ、ありがたい、とイナモリは思った。携帯電話を他人の家で充電するような感覚だった。後ろめたさとありがたさと。自分のペニスを抜くことができなくなった。もうすこし、あともうすこし、からだに山が、満ちるまで。――<本文より>

製品情報

製品名 怪訝山
著者名 著:小池 昌代
発売日 2010年04月26日
価格 定価 : 本体1,700円(税別)
ISBN 978-4-06-216164-0
判型 四六
ページ数 224ページ
初出 怪訝山:『群像』2008年2月号、あふあふあふ:『群像』2006年5月号、木を取る人『群像』2004年4月号