万葉秀歌(三)

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万葉秀歌(三)

マンヨウシュウカ

講談社学術文庫

本書は、生涯『万葉集』を愛しつづけた久松博士が、最期まで情熱を傾注してその解釈と鑑賞を行った、万葉の秀歌900首の集大成であり、著者の絶筆である。選びぬかれた秀れた歌、人口に膾炙した歌の1つ1つに加えられた、わかりやすく、ゆきとどいた注釈と、深い理解にみちた鑑賞とがあいまって、『万葉集』の心を伝え、現代人に一層親しみやすいものとなっている。本巻には、『万葉集』巻第5・6・7の歌から140首を収録する。


目次

1 万葉集巻第5
 1.雑歌
  1.世の中は空しきものと
  2.大君の遠のみかどと
  3.家にゆきていかにか我がせむ
  4.はしきよしかくのみからに
  5.くやしかもかく知らませば
  6.妹がみしあふちの花は
  7.大野山霧立ちわたる
  8.父母を見れば尊し
  9.ひさかたの天道はとほし
  10.瓜食めば子ども思ほゆ
  11.銀も金も玉も
  12.むつき立ち春の来たらば
  13.春さればまづ咲く宿の
  14.わが園に梅の花散る
  15.梅の花夢に語らく
  16.漁する漁人の児どもと
  17.玉島のこの川上に
  18.松浦河河の瀬光り
  19.松浦なる玉島川に
  20.遠つ人松浦の川に
  21.若鮎釣る松浦の川の
  22.春されば吾家の里の
  23.松浦川七瀬の淀は
  24.国遠き路の長手を
  25.朝露の消易きわが身
  26.うち日さす宮へのぼると
  27.たらちしの母が目見ずて
  28.常知らぬ道の長手を
  29.家にありて母がとり見ば
  30.出でてゆきし日を数へつつ
  31.ひと世にはふたたび見えぬ
  32.風雑り雨降る夜の
  33.世間を憂しとやさしと
  34.たまきはる内の眼は
  35.なぐさむる心はなしに
  36.すべもなく苦しくあれば
  37.富人の家の子どもの
  38.あら妙の布きぬをだに
  39.水沫なす微き命も
  40.倭文手纒数にも在らぬ
  41.世の人の貴みねがふ
  42.稚ければ道ゆき知らじ
  43.布施おきてあれは乞ひのむ
2 万葉集巻第6
 1.雑歌
  1.滝の上の御舟の山に
  2.毎年にかくも見てしか
  3.山高み白木綿花に
  4.泊瀬女の造る木綿花
  5.味こりあやに羨しく
  6.滝の上の三船の山は
  7.千鳥鳴くみ吉

書誌情報

紙版

発売日

1976年08月09日

ISBN

9784061580046

判型

A6

価格

定価:1,155円(本体1,050円)

通巻番号

4

ページ数

337ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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