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物語の中世 神話・説話・民話の歴史学

著:保立道久

物語の中世 神話・説話・民話の歴史学 表紙画像

  • 発売日 : 2013年10月10日
  • 定価 : 本体1,350円(税別)

竹取物語、海幸彦・山幸彦、宮廷説話、芋粥、桃太郎、物ぐさ太郎、鉢かづき……。
本書は歴史学・社会史研究の立場から神話・説話・民話という素材に接近する。
絵巻物などの絵画に隠されたシンボルを読み解く刺激的な論考は、〈物語世界〉をとおして中世の〈現実〉とそこに生きた人々の生活や意識に迫る。
新しい中世社会像の構築に貢献した先駆的研究。

【1】 神話の世界と中世
 第一章 『竹取物語』と王権神話--五節舞姫の幻想
 第二章 『彦火々出見尊絵巻』と御厨的世界
      --海幸・山幸神話の絵巻をめぐって
 第三章 巨柱神話と天道花
      --日本中世の氏神祭と農事暦
  補論 歴史学にとっての柳田国男

【2】 中世説話の世界
 第四章 内裏清涼殿と宮廷説話
 第五章 説話「芋粥」と荘園制支配--贈与と客人歓待
 第六章 虎・鬼ヶ島と日本海海域史
 第七章 領主本宅と煙出・釜殿

【3】 中世民話の世界
 第八章 腰袋と『桃太郎』
 第九章 『物ぐさ太郎』から『三年寝太郎』へ
 第一〇章 秘面の女と『鉢かづき』のテーマ

あとがき
文庫版あとがき――倭国神話論のために
初出一覧

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  • ISBN:978-4-06-292199-2
  • 判型/ページ数:A6/480ページ
  • シリーズ:講談社学術文庫
  • 初出:原本は、1998年に東京大学出版会より刊行。本書収録にあたって全面的に改稿・追補した。

著者紹介

著:保立道久(ホタテミチヒサ)

1948年、東京生まれ。1973年、国際基督教大学卒業。1975年、東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所助手、助教授、教授を経て、2013年に退任(2005~2007年、同研究所所長)。東京大学名誉教授。専攻は日本中世史。
■主な著書:
『中世の愛と従属――絵巻の中の肉体』平凡社、1986年
『平安王朝』岩波新書、1996年。
『中世の女の一生』洋泉社、1999年。
『黄金国家――アジアと平安日本』青木書店、2004年。
『歴史学をみつめ直す――封建制概念の放棄』校倉書房、2004年。
『義経の登場――王権論の視座から』日本放送出版協会、2004年。
『かぐや姫と王権神話――『竹取物語』・天皇・火山神話』洋泉社、2010年。
『歴史のなかの大地動乱――奈良・平安の地震と天皇』岩波書店、2012年。