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『闇の喇叭』有栖川有栖|講談社ノベルス

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『闇の喇叭』

『闇の喇叭』

著者:有栖川有栖

発売年月日:2011/9/14単行本

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探偵行為が禁止された国で殺人事件に挑むこと──
それが女子高生・純の宿命だった。
少女探偵・ソラ、誕生前夜。

大東亜戦争後、日本は南北に分断され、北海道は<日ノ本共和国>として独立。日本国内では北のスパイが暗躍し、政府は警戒を強めていた。
――そして平世22年。私的探偵行為を禁止する法律が成立し、探偵狩りが行われている現代。少女・空閑純(そらしずじゅん)は、かつて名探偵として名を馳せた両親に育てられたが、母親はある事件を追う最中に行方不明となっていた……。母の出身地である奧多岐野(おくたきの)に父とともに移住し、帰りを待っていた純だったが、そこで発見された身元不明の他殺死体が、父子の日常を破壊する! 存在意義を否定された探偵に謎が牙を剥くとき、新たな物語が動き出す!!

有栖川有栖 特集ページ

担当者コメント

パラレルワールドミステリーとしても、主人公の成長物語としても、そしてもちろん本格推理小説としても楽しめる、このシリーズ。主人公は高校生の少女・純。実は、有栖川作品では少女が主人公というのは初めて! 今後も続々シリーズ刊行予定ですので、どうかお楽しみに!

9月の新刊

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