亥子ころころ

著:西條 奈加
定価:1,595円(本体1,450円)

味見してみちゃ、くれねえかい? 読んで美味しい“人情”という銘菓。

“思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。
親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説!


武家出身の職人・治兵衛を主に、出戻り娘のお永、孫娘のお君と三人で営む「南星屋」。
全国各地の銘菓を作り、味は絶品、値は手ごろと大繁盛だったが、治兵衛が手を痛め、粉を捏ねるのもままならぬ事態に。不安と苛立ちが募る中、店の前に雲平という男が行き倒れていた。聞けば京より来たらしいが、何か問題を抱えているようで――。



吉川英治文学新人賞受賞作
『まるまるの毬』
待望の続編!

亥子ころころ

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