天皇 天皇の生成および不親政の伝統

著:石井 良助
定価:1,320円(本体1,200円)

「天皇親政」と「国体」へのタブーが解けた戦後の学界で、いち早く天皇統治の解明に挑んだ法制史家による「天皇の歴史」。「不親政」と「刃に血ぬらざること」こそが天皇の伝統であり、それゆえに邪馬台国の時代から現在にいたるまで、「統合の象徴」として存続しえたという。その後の日本人の天皇観に大きな影響を与えた必読の論考。(講談社学術文庫)


邪馬台国から象徴天皇まで
「不親政」と「刃に血ぬらざること」が天皇統治の伝統である――。戦後いち早く独自の視点を打ち出した法制史の泰斗が、「国民統合」の論理を解明した名著。

「天皇親政」と「国体」へのタブーが解けた戦後の学界で、いち早く天皇統治の解明に挑んだ法制史家による「天皇の歴史」。「不親政」と「刃に血ぬらざること」こそが天皇の伝統であり、それゆえに邪馬台国の時代から現在にいたるまで、「統合の象徴」として存続しえたという。その後の日本人の天皇観に大きな影響を与えた必読の論考。(解説・本郷和人)

※本書の原本は、1982年、山川出版社より刊行されました。

天皇 天皇の生成および不親政の伝統

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