西遊記

著:呉 承恩 訳・解説:君島 久子
定価:1,540円(本体1,400円)

聖僧と三人の珍妙な弟子が教典を求めて天竺に旅立った
「見ろよ。おれのきん斗雲はひとっ飛び十万八千里だ。」悟空の術が、たび重なるピンチを救う!
冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク

唐の時代の聖僧、玄奘三蔵と三人の弟子、孫悟空・猪八戒・沙悟浄と口のきける白馬。このおかしな一行が、行くさきざきで魔物や妖怪と戦いながら、はるばる西域を通り天竺にたどりつき、尊い経を取って帰る……とくに悟空のひと飛び十万八千里のきん斗雲の術や如意棒ふるっての大活躍は、ほぼ千年もの昔から今まで、多くの人々の心を捉えて離しません。三蔵法師の取経の史実をもとに、空想の翼を果てしなくひろげたスケールの大きな『西遊記』は、世界中の子どもと大人のための大ロマンなのです。

<目次より>
第一章
 石ざる誕生
 きん斗雲の術、ひと飛び十万八千里
 龍王からうばった如意棒
 馬飼いの位とは失敬な
 蟠桃園で大あばれ
 天兵との化けくらべ
 世界の果ても釈迦の手のひら
第二章
 観音さまの旅
 三蔵法師の旅立ち
第三章
 五行山からとびだしたさる
 痛い金の輪
 谷川の龍、白馬となる
(以下略)

西遊記

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