八月の犬は二度吠える

著:鴻上 尚史
定価:913円(本体830円)

『八月の犬』。それは京都を彩る『大文字』に「ヽ」を足し『犬文字』にする極秘作戦。1982年、戌年の夏、6人の大学生は青春の熱狂を計画にぶつけた。しかし実行直前、山室の恋心が悲劇を呼ぶ。消えたかに見えた友情と『八月の犬』。しかし24年後、再会した病床の親友は、仲間の再結集と計画の完遂を山室に託す。夢中になれることだけ考えていたあの頃。家族を持ち、守るものができた今。もう一度、燃え上がれるだろうか。


『八月の犬』。それは京都を彩る『大文字』に「ヽ」を足し『犬文字』にする極秘作戦。

京都の浪人寮で出会ったかけがえのない仲間たち。1982年、戌年の夏、6人の大学生は青春の熱狂を計画にぶつけた。しかし実行直前、山室の秘めた恋心が悲劇を呼ぶ。友情と『八月の犬』は消えたかに見えた。

そして24年後、再会した瀕死の親友は、仲間の再結集と計画の完遂を山室に託す。彼の願いはただ一つ。

――『八月の犬』をやろう、それで俺を送ってくれ。

夢中になれることだけ考えていたあの頃。家族を持ち、守るものができた今。もう一度、燃え上がることはできるだろうか。
真夏の計画はふたたび動き出す。友に奇跡を起こすために。

八月の犬は二度吠える

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