カンナ 天草の神兵

著:高田 崇史
定価:704円(本体640円)

出賀茂(いずかも)神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』を追って、巫女の貴湖(たかこ)らと九州・天草へ。そこでは、児童養護施設「ロザリオ園」のシスターが撲殺されるという事件が起こっていた。犯人は神父が匿っている、と睨む甲斐だが、その前に、“神の子”天草四郎出生の謎が立ちはだかる。(講談社文庫)


日本史の常識を覆す、新シリーズ第2弾!
神懸かりの美少年「天草四郎」は、実は男装の美少女だったのか? 果たして、その父は誰なのか?

出賀茂(いずかも)神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』を追って、巫女の貴湖(たかこ)らと九州・天草へ。そこでは、児童養護施設「ロザリオ園」のシスターが撲殺されるという事件が起こっていた。犯人は神父が匿っている、と睨む甲斐だが、その前に、“神の子”天草四郎出生の謎が立ちはだかる。

でも……。貴湖は首を捻った。やはり最後の幕府の仕打ち。“どうして、原城の人々を皆殺しにしなくてはならなかったのだろう……”これは単なる「キリシタン殲滅」とは考えられない。何しろ、女子供も一人残らず殺害して、なおかつ城を破壊し、完全に埋めたのだ。それは、一体どういう理由だったのか?――<本文より>

カンナ 天草の神兵

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