妄邪船 人工憑霊蠱猫

著:化野 燐
定価:996円(本体905円)

あの魔書を追って、戦いの舞台は長崎へと遷り、新たな鬼神が姿を現す。白澤の使役者、白石優は、今も失われた研究室の仲間を思い、悲しみを抱えたままでいた。姿を消したままの夏海涼子のことも――。鬼神を操る魔書を巡る有鬼派との戦いは、刑部(おさかべ)を離れ、真夏の長崎へ舞台を移す。白石がたどりついたのは、西の果ての阿留賀島。夏海涼子の故郷でもあった。妖怪伝奇小説“長崎編”。(講談社文庫)


魔書“本草霊恠図譜(ほんそうれいかいずふ)”は西へ。船の影が妖しく漂う海で何が起こる!?
長崎での小夜子たちvs.有鬼派の争い。“白澤(はくたく)”白石優は友を気づかい、苦悩する

巻頭・妄想記述言語新作「船幽霊」清書・京極夏彦
来栖平次郎製作地図「阿留賀(あるが)島全図」
巻末座談会・榎村寛之×香川雅信×化野燐

白澤の使役者、白石優は、今も失われた研究室の仲間を思い、悲しみを抱えたままでいた。姿を消したままの夏海涼子のことも――。鬼神を操る魔書を巡る有鬼派との戦いは、刑部(おさかべ)を離れ、真夏の長崎へ舞台を移す。白石がたどりついたのは、西の果ての阿留賀島。夏海涼子の故郷でもあった。妖怪伝奇小説“長崎編”。

妄邪船 人工憑霊蠱猫

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