ナノカーボンの科学

著:篠原 久典
定価:968円(本体880円)

黒鉛ともダイヤモンドとも違うまったく新しい構造をもった炭素の新物質、フラーレン、カーボンナノチューブ、ナノピーポッド……。「ナノカーボン」と総称されるこれらの新物質は、異分野の研究者の交流のなかで、ある日、偶然に発見された。急進展する「ナノカーボン」研究と共に歩んできた著者が、思いがけない展開と興奮に満ちた大発見の裏側をつぶさに語る。(ブルーバックス・ 2007年8月刊)


高まる期待 カーボンナノチューブで日本にノーベル賞

1996年、サッカーボール型炭素分子フラーレン(C60)の発見にノーベル化学賞が授与された。次なる炭素の新物質、カーボンナノチューブに対するノーベル賞も秒読みの段階に入り、日本人の受賞が確実視される。巨大プロジェクト研究の受賞ばかりが目立つ最近のノーベル賞において、ナノカーボン科学は、「個人」の独創力で受賞をねらえる数少ない分野の一つである。

世紀の大発見はいかにしてなされたのか
黒鉛ともダイヤモンドとも違うまったく新しい構造をもった炭素の新物質、フラーレン、カーボンナノチューブ、ナノピーポッド……。「ナノカーボン」と総称されるこれらの新物質は、異分野の研究者の交流のなかで、ある日、偶然に発見された。急進展する「ナノカーボン」研究と共に歩んできた著者が、思いがけない展開と興奮に満ちた大発見の裏側をつぶさに語る。

ナノカーボンの科学

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