3時から恋をする
本当はこういうの、嫌いじゃないんだろ?
入行したての藤芝の苦難がここから始まる。
「──藤芝。やっぱり駄目だ」
椿本さんの切羽詰まった声──そこに秘められた何かが、俺に危険信号を送っていた。葵銀行新宿支店に配属された新人の藤芝遼太郎は、目つきの鋭い椿本崇に、マンツーマンで指導を受けることになった。その彼から、歓迎会で突然キスをされた藤芝は……。駆け出し銀行員のさまざまな苦悩を描く、トラブル・ラブ・ロマンス!
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