哲学の謎

著:野矢 茂樹
定価:968円(本体880円)

私が死んでも世界は続くだろうか。理由は? 「時が流れる」のは本当か。他人に意識があるとなぜわかる? 実在、知覚行為、自由など哲学の根本問題を専門用語ではなく日常生活レベルで考察する画期的対話篇。(講談社現代新書)




「時間は時速1時間ぐらいで流れている」かな!?

他者・意味・行為・自由など、哲学の根本問題を日常生活レベルの
対話形式で問い直したロングセラー

哲学ってこんなに面白い!

「世に哲学の専門家は少なくない。……そして数多くの論文が生産される。だが、根本的な問題であればあるほど、もとの粗野な姿のまま残されている。もし、学問や職業と無縁の素人たちが、成熟も洗練も無視して無邪気で強靱な思索をそこに投げ掛けたなら、哲学の専門家たちも立ち往生するしかないだろう。必要なのはただ、知的蛮勇なのだ。」(はじめにより)

【目 次】
1 意識・実在・他者
2 記憶と過去
3 時の流れ
4 私的体験
5 経験と知
6 規範の生成
7 意味の在りか
8 行為と意志
9 自由

哲学の謎

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