大江戸釣客伝(上下合本版)

時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが……。同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗く元禄時代。


「こうやって、竿を出していれば、陸でのあれもこれもみんな夢見てえなもんだ。」釣り船禁止令でお咎めを受けた朝湖は三宅島へ島流しに。その間赤穂浪士の討ち入りがあり、。采女は敬愛する義父・上野介を失う。そして江戸の町が大地震による火災で炎上、周辺は津波にう襲われる! 豪華登場人物で描かれる、元禄の歴史と人間ドラマ!

大江戸釣客伝(上下合本版)

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