大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

著:池上 正樹
定価:880円(本体800円)

セーフティネットの狭間で置き去りにされた40歳以上は推定100万人! このままでは「老後破産」者が激増してしまう。ところが、どうすればいいのか、わからない。ハローワークを訪ねても同じ求人がグルグル回る「カラ求人」や、非現実的な「神様スペック」を求める企業が少なくない。いつの間にか時間が過ぎ去り、やがて家族ごと地域に埋没する―。ひきこもりが「長期化」「潜在化」する背景と、新たな取り組みを探った。


40歳以上のひきこもり+潜在群は推定100万人もいる。

このままでは、老後の蓄えがなく頼りの年金さえ受け取ることができず、

いずれ「老後破産」せざるをえない人が激増する可能性が高い。

どうすれば、日本に潜むこの大問題を解決できるのか。

答えのない問題が山積する時代。その答えをみんなが求めている。

しかし、専門家任せ、他人任せでは、なかなか解決できない。

支援の仕組みも、ミスマッチが起きている。

その答えを持っているのは、当事者たちである。

周囲の人たちは「上から目線」をやめて、

当事者たちの「声なき声」に、そっと耳を傾けるしかない。

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親も子も、どうすればいいのか、誰に相談すればいいのかわからず、

気持ちばかりが焦ってしまう。

ハローワークを訪ねてみても、同じ求人がグルグル回る「カラ求人」や、

非現実的な「神様スペック」を求める企業が少なくない。

そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていき、

やがて家族ごと地域の中に埋没してしまう――。

ひきこもりが「長期化」「潜在化」する背景と、

外に出るための新たな取り組みを探った。

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【おもな内容】
第1章 ひきこもりにまつわる誤解と偏見を解く
 1 データが物語る「高齢化」
 2 ひきこもりの「潜在化」
 3 ひきこもる女性たち「それぞれの理由」
第2章 ひきこもりの背景を探る
 1 「立ち直り」を阻害するもの
 2 「迷惑をかけたくない」という美徳
 3 「家の恥」という意識
 4 医学的見地からの原因分析
第3章 ひきこもる人々は「外に出る理由」を探している
 1 訪問治療と「藤里方式」という新たな模索
 2 親子の相互不信を解消させたフューチャーセッション
 3 ひきこもり大学の開校
 4 外に出るための第一歩――経済問題

大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

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