身をつくし <清四郎よろづ屋始末>

著:田牧 大和
定価:639円(本体581円)

元武士のよろづ屋が解くのは、「心」の謎
刀を捨て、決して過去を語らぬ男の秘めた苦悩が、市井に生きる人々と響き合う。
丹念に、細やかに江戸の心を描く、感動作。

江戸は根津権現近くでよろづ屋を営む清四郎。かつて南町奉行の内与力だった彼の許(もと)には、失せ物探しから殺しの謎解きまで、様々な頼み事が持ち込まれる。故あって刀を捨て町人となった清四郎の過去と苦悩は、慎ましくも懸命に生きる市井の人々の心と響き合う。江戸の人情と艶を丹念に掬い上げた傑作時代連作集。

身をつくし <清四郎よろづ屋始末>

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