円朝芝居噺 夫婦幽霊

著:辻原 登
定価:639円(本体581円)

ある文学者の遺品から見つかった奇妙な暗号文。明治期に隆盛した田鎖式速記で書かれた暗号を解読すると、そこに書かれていたのは江戸時代の噺家、名人・三遊亭円朝、幻の落語だった!? 安政の大地震以前、江戸城から盗まれた四千両、その金に絡む色と欲。円朝よりも円朝らしい噺には、もうひとつ大きな噺が隠されていた……。磨き上げられた文章で円朝の怪談噺を蘇らせた手練れの一作。(講談社文庫)


さる文学研究者の遺品から見つかった奇態な暗号文。
明治期に隆盛した田鎖(たくさり)式速記の継承者を探して解読にこぎつけると、名人円朝の幻の落語だった!?
安政の大地震より前、江戸城の御金蔵から4千両が盗まれるという前代未聞の大事件にからむ色と欲。
円朝がこよなく愛した幽霊画を主題にした傑作噺が甦る!

円朝芝居噺 夫婦幽霊

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