ヒッグス粒子の発見

著:イアン・サンプル 訳:上原 昌子
定価:1,430円(本体1,300円)

ヒッグス粒子のすべてがわかる。

ピーター・ヒッグス本人をはじめ、主要科学者たちの証言を多数収録。
英国最優秀科学ジャーナリストが圧倒的ディテールで描ききる迫真のドキュメント。

ヒッグス場はね、夜のあいだに降り積もった雪のようなものなんだよ――。
(CERNを代表する理論物理学者、ジョン・エリス)

はじまりは、6人の物理学者による3編の論文だった。

「質量の起源」を明らかにする標準理論の最後の1ピース=「ヒッグス粒子」は、
いかに予測され、探索されてきたのか?

自らの名を冠されたヒッグスの苦悩、
巨大加速器の予算獲得をめぐる争い、
ライバルを出し抜こうと奔走する者たちの焦りと妬み、
人類史上最大の実験装置を作り上げた科学者たちの苦闘と栄光……。

“とらえがたき怪物”が生み出した、半世紀におよぶ群像劇のすべて。


【著者紹介】
イアン・サンプル
英国紙「ガーディアン」の科学担当記者。二〇〇五年、英国サイエンスライター協会(ABSW)による年間最優秀調査ジャーナリストに選出。ロンドン大学クイーン・メアリーで生物医学の博士号を取得。英国物理学会発行の学術誌の編集に携わった経験ももつ。オックスフォードシャー州出身、ロンドン在住。

ヒッグス粒子の発見

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