温度から見た宇宙・物質・生命

著:ジノ・セグレ 訳:桜井 邦朋
定価:1,210円(本体1,100円)

ヒトの体温はなぜ37度C付近で一定なのか? 「なぜ?」の鍵は温度がにぎっている

「温度」によって開かれる科学の扉
数千年も前から使われてきた「長さ」や「時間」に対して「温度」はつい300年ほど前にようやく測定できるようになった。膨張宇宙論が証明されたのも、量子力学が確立したのも、温度の測定によるところが大きい。この現代科学に欠かすことができない尺度である「温度」を道案内役にして、物理学のみならず、気象学、生物学にいたるまで様々なふしぎな現象に迫る。

さらに、温度にまつわる「なぜ?」の数々
●絶対零度近くで、原子が粘性を持たない超流動体となるのはなぜ?
●太陽の中心核の温度が正確に測れるのはなぜ?
●ペルー沖の海水温が数℃上がると、インドで旱魃が起こるのはなぜ?
●深海にある300℃を超える熱水噴出口の傍らに生物が生存できるのはなぜ?
●6時間も連続して自転車を漕ぐツール・ド・フランスのチャンピオンでも、室内で漕げばたった1時間で倒れてしまうのはなぜ?

温度から見た宇宙・物質・生命

※この製品は、品切重版未定となっております。

書店在庫を見る